婦人科系

子宮筋腫について

手術を選ぶ

また、手術を選ぶ場合には、子宮筋腫の筋腫の部分だけをくり抜く「核出術」と、子宮を全部摘出する「全摘術」とがあります。
手術を選ぶことは決まったとしても、貧血や子宮内膜症の合併があるかどうかで、手術前にそれらについての薬物治療が必要かどうかという差が出てきます。
紗ライフプランのなかでの位置付けは?


これらの選択肢のなかからどれを選択していくかに大きくかかわるのが、ライフプランとの関係です。結婚(あるいは離婚)、妊娠、仕事、子育て、老親の介護等、女性の人生に影響を与えるいろいろな要素が、子宮筋腫とのつきあい方を決めていくときにも問題となります。
「いついつまでは手術したくない」という場合があると思えば、逆に、「いついつまでには手術しておきたい」という場合もあります。


会合や宴会で、「このへんで一度『中締め子宮筋腫があると診断されたとき、いくつかの選択肢があります。そのなかからどれを選びとっていくかは、まさに「あなた次第」です。その選択肢とその周辺について整理してみましょう。


まず、手術しないで子宮をそのまま残すことを「温存」といいます。
この「温存」を選んだ場合でも、漢方薬やホルモン療法による薬物療法を選ぶかどうか、あるいは、日常生活に注意しながら定期的な経過観察だけにとどめるか、という選択肢があります。