婦人科系

子宮筋腫について

漢方薬

漢方薬の入手方法
現在の日本では、東洋医学の専門家の診察を受けられる機会は、あまり多くはありません。漢方薬を試してみたい方には、まず、今かかっている病院で、「漢方薬を試してみたい」といってみることをおすすめします。というのも、子宮筋腫に対して用いられる処方の多くは健康保険適用のものなので、一般の産婦人科で処方を受けることができるのです。
しかし一部には、保険適用にならず、全額自己負担となるものもあります。


漢方薬は無害か

漢方薬は、もともと穏やかに効いていく薬ではありますが、副作用がないかというと、そうともいいきれないのが現実のところです。

まず、「瞑眩」といって、下痢や堰吐、発疹、発熱などの症状が、漢方薬を服用しはじめてからの数日間に生じることがあります。これは、いわば漢方の効果が急激にあらわれたもので、その後すみやかに消失しますので、あまり心配はいりません。


しかし、まれなことですが、漢方薬によって肝障害が生じることもあります。やはり、服用しはじめて、体調がすぐれなければ、すみやかに血液検査などのチェックを受けていただきたいと思います。
また、効果はあがっているけれど、胃に負担がかかっている、ということもあります。


漢方薬は食前に服用することが多いので、こういうことが起こりやすいのです。したがって、胃の調子が思わしくないと感じた場合は、たとえば服用する時間帯を、通常の食前から食後に変更すると、楽になることがあります。